「沖の家」after編

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玄関

after:玄関ポーチポーチ
after:玄関内部内部
after:玄関からアトリエを見るアトリエを見る
after:玄関コーナーコーナー
after:収納・傘立て収納・傘立て
after:アトエトとのパーティションパーティション

廊下

after:全開放木製建具全開放木製建具
after:アトリエとのパーティションパーティション
after:日溜まりの廊下日溜まりの廊下


中庭

after:廊下から倉庫を見る廊下から倉庫を見る
after:夜景夜景


子供部屋

after:ロッカーとキッチンロッカーとキッチン
after:オリジナルキッチン手作りキッチン
ディスプレイスペースディスプレイ

トイレ

after:扉はそのまま扉はそのまま
after:廃材の壁廃材の壁
便器はナショナル・アラウーノタンクレス・トイレ
小さな手洗器小さな手洗器

ローコスト・リフォームの極意。

メリハリが重要です。

 リフォームに限らず、新築においても言えることですが、何事にもメリハリは重要です。デザインにしても、予算の掛け方にしても。それが、全体のコスト・セーブに繋がります。

 このリフォームでは、急ごしらえの自宅ということもあり、DIYも含めたコスト・セーブがされています。大工さんをはじめ、水道、電気、タイル、ほぼ材料支給という形でお願いしています。
 更に、支給材料は、問屋からの直接仕入れや、ネット通販、ネットオークションなど、時間の許す限り探し求めました。

 そして、メリハリ。それは、拘るところと、拘らなくて良いところの見極め(決断)です。どうしても譲れない所には、惜しみなく(と言っても限度はありますが)資金を注入!そうでも無いところは、まぁ、未来に託しつつ、必要最低限の内容にて収めてしまいます。
不思議なもので、そういう部分も、不都合が無い限り、後々も不満とはならないものです。そんなことよりも、拘った所への満足感に満たされることでしょう!

 「沖の家」での唯一(唯二?)の贅沢は、中庭との空間的な繋がりを生み出す1間幅・1枚ガラスの木製建具2枚と、タンクレス・トイレでしょうか。この2点の存在感は、日々の生活の中で特に実感できるもので、大変満足しています。

 また、我々はアンティーク好き、古いもの好き、手作り・味わい大好きなため、隙の無い完璧な仕上がりよりは、手仕事の痕跡やぬくもりを求めます。それは、専門職の技術ではなく、DIYで補える部分も多いということでもあり、ローコストへの最大の貢献かもしれません。

パーツが重要。

手に触れる部分を大切に。

 手に触れる部分。というのは、日々の生活の中で、よく目に付く所という意味なのですが、そういう部分に、ちょっとした工夫やデザインを施すと、「暮らしのなかのエッセンス」が生れます。

 それは、そこに生活する人だけのアイデア、あるいは、その家だけのデザインであるべきで、前述のコストを掛けることとは関係のないものです。費用を掛けずとも、アイデアやデザインで「エッセンス」は創られると思っています。
 しかし、これには熱意や努力が必要です。それによって、住まう人の念も入りますから(笑)

 我々の仕事は、そういった「エッセンス」を創り出すお手伝いをする事だと思っています。

 そうは言っても、「エッセンスってナニ?」って思われる方も多いと思いますので、「沖の家」のエッセンスを、一例として、少しずつご紹介して行きたいと思っています。